2018年に文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)は,国際的に積み上げられて来た人道支援の原則に則りながら,歴史文化遺産の保全・修復支援を効果的にかつ誰にとっても安全に実施するための体系的な手引書を発行しました(First Aid to Cultural Heritage in Times of Crisis -Handbook & Toolkit).本書では,文化遺産の救出と保全を,防災や復興全体のプロセスに位置づけることの重要性を強調,、そのための豊富な具体例を示しています.モノの救済のみならず,被災地や被災者への支援としての可能性を発揮できるように提起しています.こちら翻訳したものを文化財保存修復研究国際センターのウェブサイトで公開しています.
佐藤大介,上山眞知子,モリス・ジョン
文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)
"J.F.モリス、上山眞知子著『歴史資料保全と災害支援試論 - モノの保全から人・コミュニティへの心理社会的支援へ』
Permalink http://hdl.handle.net/10097/00129482"