年平均100名以上の死者をもたらすと考えられているバングラデシュにおけるトルネードを含む瞬発性気象災害リスクは世界一と考えられていますが,このリスク軽減を包括的に進めるため,気象学や風工学,地理学といった学問的視点,気象業務や教育・啓発といった実務的視点から多角的に課題を抽出し,持続的な防災対策の発展に資する長期計画を提案することを本研究の目標としています.
小野裕一,坂本壮
Bangladesh Meteorological Department, Bangladesh Disaster Preparedness Centre